わたしのアートの根っこ

2020.04.03

○△✖️でしか言えない先生には、なりたくないです
『はい、よくできたわね。合格ですよ』とか『何回ひけば、弾けるようになるの❗️』とか『5回弾いてもダメなら10回毎日ここを弾きなさい』とか『これなら○○音楽大学に入れるわよ』とか・・・数知れないピアノの先生のわたしへの評価をあびて、日本で私はピアノを習いましたが、一度も幸せな気持ちになったことがありませんでした。
29才の時ウィーンで「私に欠けていることを教えて下さい」と先生に言った時、ヴィクトール・トイフルマイヤー先生が、初めて『君に欠けているものはない。You are a perfect pianist 』but
『いい音楽をいっぱい聴きなさい。常にコントラストを考えなさい』と言って下さいました。
認められるのは、うれしいでしょうが、ピアノとかアートって本来自分が幸せな時間をもてるものだと思ってます。
心の中にある何か固まりがあったとして、それがアートすることで外へ出たり、心の中で溶けたりするものだと思います。
アートに対する考え・想いの根っこが教える側にも大切だと思います。
少なくとも私は、生徒の音楽を○△✖️で決めてしまいたくないし、百人百色 すばらしい存在を認め、寄り添う人間でありたいと思います。

2020、4、3 まえじま ゆみ

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